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ホームピエモンテ>ロマーノ・レヴィ ロマーノ・レヴィ"
ロマーノ

2009年惜しくも亡くなった『天使のようなグラッパ職人』ロマーノ・レヴィ。

1925年、父セラフィーノが創業した蒸留所レヴィ・セラフィーノ。1933年に父が亡くなった後は母バルボ・テレジーナが蒸留所を切り盛りしていましたが、1945年に空爆によって他界。当時まだ17歳でアルバの学校に通っていたロマーノでしたが、退学して姉リディアの協力のもと、蒸留所を引き継ぐことを決めました。

経験と知識がなければ扱えないアランビッコ(直火式の蒸留器)をつかった職人のグラッパ

アランビッコ

ロマーノは世界でもごく少数の、アランビッコと呼ばれる直火式の蒸留器でグラッパをつくっていた、まさにグラッパ職人。
通常はガスを使った湯煎式の蒸留器を利用しますが、ロマーノの蒸留所では、グラッパの原料となるブドウの搾りかすを沸騰させる水を入れ、アルコールを含む蒸気を抽出する大鍋を直接火にかけるという昔ながらの方法でつくられています。この直火式蒸留器を扱うにはかなりの経験と知識を必要とします。

また火をおこす燃料には前年の蒸留に使ったブドウの搾りかすを再利用。燃え残った灰は畑に撒く、という全く無駄のないことを当たり前に行っていました。

ロマーノはヨーロッパはもちろん、アメリカや日本でも非常に有名で、自宅兼蒸留所にはその貴重なグラッパを求めて世界中から多くの人が毎日のように訪れていました。ロマーノのグラッパは市販はされておらず、基本的にレヴィの蒸留所へ赴き直接買うしか方法がありませんでした。

一つ一つ手描きされたラベルがやがてコレクターズアイテムに

貴重な手描きのグラッパ

1971年にイタリアの有名な醸造家であり料理人、作家でもあったルイジ・ヴェロネッリが『優れたグラッパ』と題しレヴィのグラッパを雑誌に掲載したときからレヴィのグラッパは広く知られるようになりました。レヴィはグラッパと同じく、そのラベルでも有名になりました。1961年から、グラッパのラベルを一つ一つ、インクやペンなどで手描きしていたのです。

このレヴィのグラッパを求めて、セレブや芸術家、料理人、作家、企業家など世界から著名人も多く訪れました。多くの人は1本のグラッパを持ち帰ることができましたが、時にははるばる訪問したにもかかわらず持ち帰ることができない人もいました。レヴィのグラッパは1日に最高でも10本しかつくられていなかったからです。かのルチアーノ・パヴァロッティもタイミングを逃した一人だと言われています。

数年前の春にはトリノで展覧会も開催されました。またラベルデザインを集めた本も出版されています。優しい気持ちになるようなデザインのものが多く、世界中の人々を今でも魅了し続けています。

今後ますますその価値が上がることは確実なこの貴重なグラッパ。すべて1点モノですのでお気に入りのものが見つかったらお早めに・・・

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